「BLACK FOX」あらすじ&ネタバレ感想。マッドでクレイジーなミアのパパとの激烈バトル!

邦画
Youtube「アニメ『BLACKFOX』PV第2弾」より

「BLACKFOX」予告編ムービー

アニメ『BLACKFOX』PV第1弾

「BLACKFOX」あらすじ

忍者一族の長女である石動律花は、未来のための研究をしている父親と、代々伝わる忍者の教えを説く祖父に育てられ、幸せな生活を送っていた。

ある日律花が家に帰ると、何者かによって荒らされた痕跡があった。

嫌な予感に突き動かされた律花は、急いで研究室に向かう。そこには深い傷を負った父親の姿が…。

「BLACKFOX」感想

(Youtube「アニメ『BLACKFOX』PV第2弾」より)

キービジュアルに惹かれて事前情報は一切仕入れずに見に行ったのですが、期待以上に面白かったです。

特に、よく動くアクションシーンには目を奪われました。忍者一族の末裔という設定はどこへやら、忍ぶどころか最終的には敵の放つビームに真っ向から立ち向かったりしちゃいます。
気持ちいいくらいに派手な演出に振り切っているので、ストーリーの単純さとかは気にならないんですよね。

そして何より、キャラクターが可愛い!
リリィとミア、そしてメリッサの3キャラの表情が多彩で、キリッとした顔や泣きっ面など描き分けが非常に丁寧です。
特に、因縁があってピリピリしがちなリリィとミアの仲を中和する、メリッサちゃんのほんわかした顔と雰囲気、メチャクチャによい。

「BLACKFOX」リリィの復讐心

この作品は、一言でいえばリリィこと石動律花の復讐劇です。


メインに描かれるのは律花が父と祖父を失ってから半年後の物語なのですが、それまでの導入として幼少期の祖父との稽古や先進的な研究を進める父とのふれあいなど、関係の深さが伺えるような描写もしっかり見せてくれます。
さらに、復讐心が芽生える要因となる父・祖父の死もボカすことなくストレートでショッキングに描かれているので、後々の律花の仇敵に対する情け容赦のなさにも共感できちゃう。

映画の限られた時間のなかで、父や祖父の愛と、復讐心の醸造とがしっかり繋がっていることを観せてくれる。
「そりゃ花のJKのシンボルともいえる制服を脱ぎ捨てるわな」って納得しちゃいます。

分かりやすいテーマでとっつきにくさを排除しつつも、出来る限り深さも出そうというこだわりは、派手なアクションだけでなく人間ドラマも見て欲しいという製作陣の思いが伝わってきます。

「BLACKFOX」可愛すぎるキャラクターたち

(Youtube「アニメ『BLACKFOX』PV第2弾」より)

この映画の一番とも言える見どころが、キャラの可愛さ。キービジュアルを見た時点で好みのキャラデザだったので期待通り、いやアニメーションも加わると期待以上。リリィ、ミア、メリッサの3人の絡みを見るだけで癒されること必至です。

成長したリリィは、甘えん坊でワガママだった幼少期とは対称的に、孤高&サバサバしている感じで忍者っぽさを身につけている。佇まいもスタジャンにホットパンツという運動性を重視したもので、このカジュアルな服装と「闇を切り裂く黒になれ!」というキャッチフレーズとのミスマッチ感が個人的にグッドポイントです。

ちなみにリリィの声優はサクラクエストの主人公・小春由乃役で知られる七瀬彩夏さん。まだ数えられるほどしか代表作がない七瀬さんですが、芯がありつつもまだ成長しきってないような少年感が含まれた声は、もっと評価されるべきだと思います。

リリィにとって最大の仇であるミアは、内向的であまり喋らない文系タイプ。そういう意味ではリリィと対極で、さらに「リリィにとっての自分は許し難い相手」でもあることから、ミアは自ら関係を切ってしまおうとする。けどリリィの方も、ミアが被害者であることは知っているから内心ほっとけない。このつんけんしつつも互いの様子を気にしている関係性がまたよい!

そしてミアがメリッサの肩越しにリリィの微笑みを見た瞬間このシーンはすばらしく、そして素晴らしい

メリッサはリリィの家政婦的存在。終盤で律花の父親が残した研究成果の1つだと明かされる。かつて幼い律花がアニマルドローンを一方的に利用しようとした時、父親が「人間と助け合うための存在として作ったんだよ」と諭すのですが、その望みが叶えられた証明としても大切なキャラクターです。

で、まぁそんな設定がどうでもよくなるくらいメリッサちゃんカワイイです。なんだその溢れんばかりの包容力は。ほわほわした雰囲気と、オーバーサイズのセーター?が彼女の魅力を加速させるのです。そうしてメリッサちゃんが出てきたら脊髄反射的にニヤニヤしてしまうダメ人間が出来上がるのであった

「BLACKFOX」縦横無尽のアクションシーン

(Youtube「アニメ『BLACKFOX』PV第2弾」より)

めちゃくちゃに動くアクションシーンもこの映画の重要な要素。

冒頭のおじいちゃんとロ律花の稽古シーンで一気に惹き込まれ、ミアとのバトル、そしてミアの父親との最終決戦と、どれも見ていて気持ちがよい。小太刀を使った剣撃や焙烙玉・射出式ワイヤーなどの飛び道具を使った忍者っぽさのあるアクション。それにアニマルドローンたちの未来的支援も加わり、幅のあるバトルが展開されるので見ていて飽きない。

で、ミアやミアの父親が超能力チックな力を持っているので段々スケールも大きくなってくる。電撃放つわ謎のバリアで反射するわ当たり前のように浮遊してるわで「リリィの父親を優に超している!?」ような研究成果がバンバン出てきます。

特にミアの父親のマッドサイエンティスト感がスゴい。娘の期待をなんども裏切るという言ってしまえばクズなんですが、娘に対する同情が1ミリもなく、とにかく研究をモノにしたいという、その狂気が限界突破している具合が最高。もう悪そのもの。ポイポイ岩石投げてくるシーンあたりで「いいぞ もっとやれ!」とミアパパを応援してしまう始末。

そんなこんなで最終的にはエネルギーとエネルギーのぶつかり合いという感じで、爽快感ある終わり方でした。忍者を装ったサイヤ人、もとい狐面のバトルスーツを着たリリィも、ラストバトルに相応しいカッコよさがありました。

「BLACKFOX」感想のまとめ

(Youtube「アニメ『BLACKFOX』PV第2弾」より)

上映館が少ないのが勿体無いくらいに、極上のアニメ映画です。

迫力あるバトルシーンとメリッサの可愛さだけでも十分見に行ってよかったと言える内容だと思います。シンプルなテーマなのに(だからこそ)、リリィやミアの心情の描写にも共感を覚えられ、没頭できるので、上映時間終了まであっという間でした。

気になるのは、ラスボスを前にして「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドだったこと。これは続編を期待してもよい…のかな?

メリッサに関する掘り下げがもっと見たいという思いが、続編で満たされるであろうことを信じて。

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